マイティピュリフィアのディストリビューター・kamiさんは、かつてカレー屋を経営していたときに、様々なスピリチュアルとの出会いがあったそうです。
「変わらない現実」「変わらない自分自身」を変えていくにはどうしたらいいんだ?を、あれこれ探求した結果、ヒーリングに辿り着いたとのこと。
はたして、変える・変わるとは何なのか?
そして、今のkamiさんにとってのヒーリングとは?
今回、kamiさんの生の声をお聞きしました。
プロフィール
音楽活動・飲食店経営・システムエンジニアなどを経験しながらヒーリングを学び独立。
音楽・アート・自然・おいしいものを愛する2児の父親。
北大阪でヒーリングセッション・セミナー・実践会など開催。
対面での開催も受け付けております。
ヒーリングとの出会いは、まさしく「流れが来た」
ーー本日は、「ベルガマヒーリングフェスタ2022」ワークショップDAYで講師として登壇される、kamiさんにインタビューさせていただきます。本日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
kamiさん(以下、敬称略):よろしくお願いいたします。
ーー自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?
kami:大阪で生まれ育って、今も大阪在住です。仕事はヒーリングをやっています。音楽と自然が好きです。
ーーヒーリングとの出会いについてお聞きしてもいいですか?
kami:はい。10年ちょっと前、当時私はカレー屋を営んでいたんですが、そのときにヒーリングに出会いました。そのヒーリングとの出会いを話す前に、背景的なものを話してもいいですか?
ーーはい、ぜひお願いします。
kami:当時の私は、思考や感情が勝手に浮かんできたり、集中しようと思っても集中できなかったり、「自分が思うこと」を制御できないのはなぜだろう?と疑問に思っていました。たとえば手を曲げようと思って曲げることはできるのに、思考についてはなぜかそうじゃない。思考は操作不能なんだなと思ったんです。
心理学の本など読んでみたんですが、心理学では自分を分析することはできても、それを変えるにはどうしたらいいのかが分からなくて。
そんなとき、お店のお客さんが苫米地さん[編集注:認知科学者の苫米地英人博士]の本を教えてくれました。潜在意識という言葉をそのとき初めて知ったのですが、自分の意識のメインは、表面的な顕在意識じゃなく潜在意識なんだ、ということに衝撃を受けたんです。
それで、自分なりにいろいろ調べて「自分を変えるにはどうしたらいいのか?」に挑戦してみたんですが、全然変わらなかったんです。やり方が間違ってるのかな?時間がかかるのかな?とせっかちに感じていたタイミングで、友達がヒーリングのパンフレットを持ってきてくれました。
今から思えば、苫米地さんやヒーリングとの出会いは、お客さんや友達が持ってきてくれたのが面白いなと思います。
ーーお友達が持ってきてくれたパンフレットが、ヒーリングとの出会いだったんですね?
kami:はい。その友達が持ってきたパンフレットには「手をかざせば肩こりが取れる」みたいなことが書いてあって、最初はギャグかな?僕のことを笑わせようと思って持ってきたのかな?と思いました。その友達は面白いことが好きな人だったので(笑)うさんくさい!と思いました。
ただ、そのエネルギーワークは「TDE」というんですけど、創始者の方が日本人で、調べてみたら村上龍さんと対談をしてる本があったんです。それを読んだらとても面白くて。「超能力から能力へ」という本なんですが、それに感銘を受けたんですね。
ーーどんな点に感銘を受けたんですか?
kami:その創始者の山岸隆さんは、もともと製薬会社で製薬をなさってたバリバリ理系の方で、理系的な実験をされてたんですね。例えば、「毎日、同じ人に同じ時刻・同じ時間・同じことを考えてヒーリングを流す。それを10人、1ヶ月やるとどう変化が出るのか?」とか。
ーーなるほど。科学的なアプローチでエネルギーワークを研究されている方だったのですね。
kami:そうなんです。その本に出会うまでは、スピリチュアルに対して、「何かごまかされてる」ような感覚を持ってました。前世だとか引き寄せの法則だとか「いいこと考えてたらいいことあるよ」とか。ところが、ここまでちゃんと実験して、再現性を徹底して突き詰めている人がいるんだ!ということに感銘を受けました。
そして、その癒しのエネルギーをみんなが使えるようにして普及させていきたい、宗教的じゃなく、使い方を好きなように考えて使って欲しいという理念で、会社を立ち上げたんだと。その理念もいいなと思いました。
そして、このTDEとの出会いから、不思議なものでカレー屋のお店にいろんな方が現れ始めました。数秘術をされる方、タロットやオラクルカードをされる方、レイキをされる方、あと、宇宙マッサージだとかの情報も集まり始めました。
ーースピリチュアルに関する出会いが一気に増えたのですね。
kami:はい、そういう流れが来たんだな、と思います。そのTDEを始めたと同時に、シータヒーリングにも出会いました。TDEとの出会いで、見えない力があるんだっていうのは実感してたんですけれど、シータヒーリングのセッションを受けたとき、さらに巨大なエネルギーをドカンと感じました。それぐらい衝撃が大きかったです。
それで、自分もヒーリングをお店でやりたいなって思ったんです。というのも、店主というポジションは他のところであまり言わないような悩みや困りごとを相談されることが多くて。もしヒーリングができるようになったら、役に立てるんじゃないのかな、と。
ただ、お店をやっているのでヒーリングを習いに行く時間がなくて。そうしたら、お店が立ち退きをしなくちゃいけなくなってしまったんです。
ーー強制的にお店を閉めることになってしまった、ということですか?
kami:そうです。ただ、お店についても、場所や方向性などもっと自分の思い通りに変えたいなと思ってたところだったので、これもやっぱり「そういう流れか」みたいな感じで受け止めました。
そこからは普通に会社員をして、ヒーリングを学び始めました。そのときの「力をつけていこう、プロになっていこう」という思いが、今に至るまで続いている感じです。
ーーそこからマルチプルアバンダンスやマイティピュリフィアとの出会いに至るプロセスもお聞きしていいですか?
kami:はい。シータヒーリングを学んでいく上で、当時usamimiさん[編集注:マルチプルアバンダンス・マイティピュリフィア創始者]のブログをとても頼りにさせてもらっていました。ブログには、必ずしもテキストには載っていないようなことも、たくさん書かれていて。
usamimiさんは、必ずしもヒーリングモダリティのルールというか不文律というか、そういったものに縛られることなく「霊的に見たらこういうのがあるよね」というのをいろいろ記事として書いてくださっていたんです。
私自身、霊的な摂理や宇宙の仕組みなどをもっと知りたいと思っていたし、モダリティのルールなどに縛られるのは息苦しいなって感じていたので、テキストに載っていないことや、それを知る方法があるのであれば、もっと知っていきたいとブログを読んで感じていました。
なので、usamimiさんが独自にマルチプルアバンダンスをはじめとするヒーリングを創られた時、とうとうそれらを知ることができるのか!これはすごい!とワクワクする感じがありました。
マルチプルやマイティは、ヒーリングの効果はもちろんなのですが、使う人の自主性に委ねられているのが素晴らしいなって感じてます。誰かが言ったことを盲信するんじゃなく、真理を自分で探求していくことが大事だと思っているし、そのためのツールを用意してくださってるなって思います。自分から探求していく人、自分で考えて何かをつかみ取ろうとする人の助けになりますね。
そして、マルチプルアバンダンスは、「あらゆる切り口で宇宙を探求していけるモダリティ」だと思います。精霊、天使、霊界、天界、グループソウル…あらゆる角度で、この宇宙の事象を見ていき、知っていき、それをヒーリングや人生に活かしていける、それがすごいなと思います。
ヒーリングの面白さは、真実を自分で「つかみ取る」こと
ーーヒーリングを始める前と後の違いはありますか?
kami:「ヒーリングのおかげで自分の可能性を限定しなくなった」と言えます。
以前の私は「こんな能力だからこんなふうに生きていくんだろう」と思ってたのが、全然違ったな、と。自分を変えることができる、って確信が持てているし、自分の可能性を開いたり、チャレンジすることへの恐怖がなくなりました。
だからと言って、変化を望んでいない人にヒーリングを普及させようとかは思わないですね。ヒーリングを必要としていない人もいるでしょうし。ただそれと同時に、ヒーリングを必要としている人、真実につながっていきたいと思っている人に、それを届けていく準備は怠っちゃダメだな、とも思うんですよね。
こんな風にウダウダ言ってますけど(笑)ヒーリングはめちゃくちゃ面白い!というのは断言できます。
人間があーだこーだと推測しかできなかった領域の真実に、リーディング力を使って切り込んで、把握して、解析できる。真実につながっていく面白さ・素晴らしさはいつも感じています。
私自身が、「真実に手が届く」という現実に生きているからこそ、ヒーリングを必要としている方には行き渡らせたいな、って思いは確実にあるんでしょうね。
ーーなるほど、ありがとうございます。そうすると、今回のワークショップに参加される方は、その意味で「ヒーリングを必要としている方」だと思うのですが、今回のワークショップへの意気込みや思いなどをお聞きしてもいいでしょうか?
kami:今回のフェスタだけじゃなく、実践会でもそうなんですが、受講していただく方に何かを「教えよう」とは思っていないんです。そうじゃなくて、「みずからつかみ取っていただく」ような講座にしたいなって思っています。
ーー「つかみ取る」とはどういうことでしょうか?
kami:その方が何かつかみ取りたいものを、自分でつかみ取ってもらう、その方法を教えるというかお手伝いするしかないんだと思うんです
たとえ間違っていたとしても、その人が自力で霊視してその時のベストをつかみ取ってもらうこと、そして先に進んでいってもらうこと、それが大事だなって思ってるんですね。
というのは、ヒーリングが扱う領域は目に見えないものなので、その目に見えないものを、誰かが誰かに「教えよう・教えてもらおう」と思ったとき、それは宗教のようになってしまうと思うんです。「あの人がこう言っているから、これが正しいんだ」みたいに。それだと意味がないなって思います。
たとえばですが、「ソウルメイトって何ですか?」と聞かれたら、「何でしょうね?」としか言いようがなかったりします。私がこれまでリーディングしてきた経験を話すことはできますが、私が間違っている可能性もあるわけです。
また、私のリーディングが正しいとしても、ソウルメイトに関する真実が100あるとして、私がその30くらいしか見ていない可能性もあります。私がその30を伝えることで、その人が30をすべてだと思ってしまったり、さらにはその30を誤解して受け取る可能性もある。
だとするなら、2でに3でもいいから、自力で見にいって何かしらをつかみ取ってもらうことのほうが、価値があると思うんですよね。もちろん、つかみ取り方があきらかに間違ってるとかだったら指摘しますけど。
最終的には、講師の私がいらなくなることをちゃんと伝えたいなって感じでしょうか。
あとね、何より、「人が言うことを盲信する」のは面白くないですよって思ってます(笑)。
目に見えない領域について、ヒーラー同士でリーディングし合って「私にはこう見えた」「そうなの?私にはこう見えた」などとお互いにシェアしあうのは、めちゃくちゃ面白くって楽しいです。
ーーkamiさんがヒーリングに「面白さ」を感じていらっしゃるのが伝わってきました。本日はどうもありがとうございました!
(聞き手:ベルガマヒーリングフェスタ2022事務局・T)
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