ベルガマヒーリングフェスタ2022でヒーリングのセッションをご提供いただくChiikaさんは、ヒーリングを学んで最初の1年は、戸惑いながらも学びを進められていたそうです。
そんなChiikaさんはいかにして変化していったのでしょうか?そして、マルチプルアバンダンスのファシリテーターにまでなったChiikaさんは、マルチプルアバンダンスのどんなところに魅力を感じているのでしょうか?インタビューしてお話を伺いました。
プロフィール
占いコンテンツを制作する会社で校閲者をしながらヒーリングを学びはじめ、現在はタロットなどを使って占い師としても仕事しています。
最近は「体を使う・整える」に興味があり、いろいろお試し中です。西瓜と岩盤浴が好き。
最初の1年は、戸惑いながらもヒーリングを学び続けた
ーーベルガマヒーリングフェスタ2022でヒーリングセッションをご提供いただくChiikaさんにインタビューさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
Chiikaさん(以下、敬称略):よろしくお願いいたします。
ーー自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?
Chiika:Chiikaという名前でヒーラーをやっております。東京都在住で、ご縁のあった方にセッションをご提供しています。今は占いのコンテンツを制作する会社でテキストの校正や校閲をしながら、自分でもタロットを使った占いの提供をしています。
ーーありがとうございます。どのヒーラーさんにも聞いている質問ですが、霊感は元々お持ちでしたか?
Chiika:自分では自覚がありませんでしたが、「分かる人だよね」とはよく言われていました。私は小さい頃から身体が弱く、母が占い師や祈祷師のところに私を連れていくことがありました。見てもらうと「分かるはずだよ」と言われるんです。でも、自分としては、分かるとは思っていませんでした。
ただ、感覚が敏感な子ではありました。人の気持ちが分かってしまったり、何も言われてなくても、きっとこうなんだろうなと思うとその通りだったり。人が言っていることと思っていることが違って見えることもあって、どれを信じていいか分からなくて混乱することはよくありました。ヒーリングをやるようになって、言葉とエネルギーが違うということを認識していただけなんだと分かりましたね。
30代半ばに東京に出て一人暮らしを始めて、占いの会社に入社しました。そして、そこで出会った方が、たまたまマルチプルアバンダンスのファシリテーターをしていらっしゃったんです。「それ、私にもできますか?」と聞いたら、「できるよ」と言ってくださったので、マルチプルアバンダンスをやってみたいと思ったんです。
その前から、カウンセラーの養成講座に行ったり、カラーセラピーを学んだり、タロットをやってみたりしていたので、霊視やヒーリングにも興味が湧きました。
ーーカウンセリングやカラーセラピーを学ばれたのは、何かきっかけがあったのですか?
Chiika:一人暮らしをした時にメンタルが人生で1番弱っていて、この先強く生きていかなきゃと思って、カウンセリングを受けにいこうとしていたんです。でも、カウンセリングを受けに行くと、ずっと誰かにやってもらう側になると思ったんです。だから、自分で自分のことをなんとかできるようになりたいと思いました。カウンセリングを自分で学べば自分でカウンセリングができるし、ご縁があれば人にも提供できるし、そうなったらいいなと思いました。
カウンセラーの養成講座に行った後、カラーセラピーで心が色で分かるというのが面白いと思いました。目に見えないものが可視化できるという点が面白いと思ったんです。ボイジャータロットも、潜在意識をタロットで見せていくというようなスタイルだったので、潜在意識をタロットで可視化するのが面白いと思いましたね。
ーーカウンセリングを学んでからヒーリングに進まれるというルートを辿られる方は一定数らっしゃいますね。その一方で、目に見えないものは怪しいと思ってヒーリングを敬遠する方もいらっしゃいます。Chiikaさんは怪しいとは思われなかったのでしょうか?
Chiika:戸惑いはありました。今となってはちょっと恥ずかしい話ですが、すぐには理解できなかったからこそ、本当なのかなと思って最初の1年は続けていました。本当に怪しいかどうか分からないのに、怪しいと決めつけるのは嫌だと思っていました。マルチプルアバンダンス初級やシータヒーリング基礎DNAを受講していく中で、だんだん納得して進んでいったというところがあります。
私の場合、最初に出会った先生が本当に良かったです。「ヒーリングをやっている時だけでいいから、100%信じてみるというのを1回やってみたら?」と言ってもらえたことがありました。「ヒーリングを怪しいと思う気持ちは、現代を普通に生きている人の感覚としては、ある意味健全でもあるから、それを否定することはないし、ヒーリングを盲信する必要はない。でも、ヒーリングのトレーニングをしている時間だけは100%信じてやってみて、それで実際どうなるかを見てごらん」と言ってもらえたことが、私にとっては大きかったです。ヒーリングを学んでいる間だけは100%信じてみるということをしてみて、それでだんだん納得していきました。
ーーそうしてヒーリングを続けてきて経験した変化のエピソードをぜひお聞かせください。
Chiika:東京に出てきた時、せっかくだからやりたかったことはやろうと思って、脚本の学校に通っていました。でも、やっぱりそこにも迷いがあって、本当に自分は脚本を書きたいのかどうか迷っていました。ヒーリングをしていくうちに、本当は自分自身の身体を使って表現することがやってみたかったんだということにだんだん気づいていきました。
とはいえ、30も半ばを過ぎていたから、今さら自分で表現することがしたいと言ってもと思ってもいたんです。でも、そういう考えも思い込みだし、誰かのせいにしたり言い訳したりして諦めてしまわずに、やりたいことをやろうと思えるようになりました。そして今、自分で表現することにチャレンジしています。
かつては、表に出て全身を使って表現することをしたいと思いながらも、それができないならせめて裏方で支える形でいいから表現に携わっていたいと思っていました。今となっては、表に出る人と裏方の人を区別して見ていたんだと思います。表に立つか裏で支えるかは、どの役割で制作に携わるかの違いなのに。そういった認識を改めながら、やりたいことをできないと決めずに進んでこられたのも、ヒーリングをやっていたからだと思います。
Chiikaさんが思う、マルチプルアバンダンスの魅力
ーー話は変わりますが、Chikaさんが日頃マルチプルアバンダンスをどのように使っておられるかをお教えいただけませんでしょうか?
Chiika:自分自身にヒーリングするときはもちろん使ってますが、意識的に「使おう」と思って使っているだけという感じはありませんね。ふと「あ、今あれ流そう」と自然に思いついて使うことも多いです。例えば、散歩して風が気持ち良いなと思ったら、マルチプルアバンダンス特級「風になる」のプログラムを使って精霊と話します。天気が良いなと思ったら、太陽を浴びながら、マルチプルアバンダンス特級「太陽光との対話」のプログラムでメッセージを受け取ります。このように、生活に根付いたツールになっています。
最近は、マルチプルアバンダンス特級「ボディ・アナリシス」のプログラムで、自分の身体の滞りと現実の滞りの関係を見ていくことをよくやっています。
ーーChiikaさんにとって、マルチプルアバンダンスの魅力はどんなところにありますか?
Chiika:セミナーを受けて終わりでなく、受講後もプログラムを使って自分で学んでいけるのはとても魅力的だと思いますね。私自身がそうだったというだけかもしれませんが、初級から上級までは自分を整えていくという側面が強いです。初級から上級まで受講していくうちに、不安でどうしようもなくなったり迷ったりすることがなくなっていきました。でも、自分を整えるだけで終わりではないと思ったんですね。自分自身を整えた上で、さらに前進するために必要な学びを特級でしていけるのが良いなと思います。
私も、ひよこが卵から孵化するみたいに、卵の殻を割って世に出るのは大変だと思っていた時期がありました。マルチプルアバンダンスを初級から上級まで受けていくうちに、少しずつ殻にひびが入っていったイメージです。でも、ひよこも殻を破って世に出たら終わりではありませんよね。ひよこもたくましく色々な体験をしながら成長して、いずれは鶏になっていきます。同じように、自分自身を整えたら、様々な豊かさを知りながら望む形を目指していきたいと思うようになりました。
本当に望む生き方ができるようにサポートしたい
ーーChiikaさんはセッションのご提供もされていますが、お客様からよくご相談いただくテーマは何かありますか?
Chiika:お仕事の話が多いですね。本当は自分は何がやりたいんだろうとか、この仕事でいいんだろうかとか、仕事と自分のやりたいことがマッチしているかどうかを見てほしいというお客様が多いです。
また、演劇や表現のお仕事をされている方や、そういう仕事をしたいというお客様が最近増えてきています。これは、身体を使って表現することをしたいと私自身が思い始め、マルチプルアバンダンス特級「ボディ・アナリシス」を受講しながら身体の滞りをなくしていくことに取り組んできたこともあって、そういった方との縁が生まれてきているのだと思います。
いずれにせよ、本当はどうしたいんだろうという話をお客様から多く聞きますね。
ーーなぜ多いのだと思われますか?
私自身、人が本当に望む生き方ができるようにサポートしたいという気持ちが強いのだと思います。今年[編集注:2022年]はキャリアコンサルトの資格も取りました。本当に望む生き方をすることは本人にとってもとても良いし、周りの人にとっても良いし、さらに周りの人の周りにいる人にとっても多分良い影響があると思います。ある1人が望む生き方をできるようになることは、波及効果が大きいんじゃないかと思っています。
自分自身も、本当に自分が望んでいることをできるようになっていこうと思ってきました。ですから、私と同じように思いながら、やっぱり迷ったり悩んだり不安だったりしている人たちのサポートをしたいと思っています。また、単にサポートするだけでなく、「誰もができるようになっていけるよ」というのを伝えていきたいとも思っています。そういう思いが、本当の望みについて考えている人たちを惹きつけているところはあるのでしょうね。
ーーベルガマヒーリングフェスタ2022では、エネルギーワーク体験アラカルトと、マルチプルアバンダンス体験セッションをご提供いただきます。まず、エネルギーワーク体験アラカルトではどんなことをするのか、ぜひご説明いただけますでしょうか?
Chiika:これまでヒーリングについて気になってはいたけど機会を作らずにきた方や、ヒーリングを試してみたいという方が、軽やかに1歩踏み出しやすいメニューをご提供したいと思って、このセッションを作りました。
「読み解く」「癒す」「整える」という3つの小テーマに分けて、お好きなプログラムを選んでいただけます。マルチプルアバンダンス特級が気になる方や、受講するか迷っている方も、特級のプログラムを体験していただけます。セッション時間内であれば、マルチプルアバンダンスについて気になることを質問いただいても全然構いません。
ーーマルチプルアバンダンス体験セッションはどんな方にお届けしたいですか?
Chiika:マルチプルアバンダンス初級が気になっている方はいらっしゃると思いますし、初級の受講を視野に入れている方もいらっしゃると思います。そういった方に体験していただける機会をお届けできればと思います。私も初級ファシリテーターですので、もし受講にあたって気になることがあればセッション時間中に相談してください。
ーーありがとうございます。ヒーラーとしての今後の展望をぜひお聞かせください。
Chiika:これまでは、プログラムを使って自分を整えることに取り組んできて、ある意味、自分を実験台にして変化していくのを見てみるということをやっている側面も大きかったと思います。
ですが、これからは自分でもヒーリングをできるようになりたいという人に、1歩踏み出すきっかけやサポートを提供していきたいと思っています。ヒーリングを初めて教えてくれた先生が「ヒーリングをしている間だけでも100%信じてやってみてごらん」と言ってくれたことが、今でも良かったなと思っています。今度は自分が、ファシリテーターとしてサポートを提供したいと思いますし、ヒーリングと出会う場を積極的に作っていきたいと思います。
ーー最後に、Chiikaさんにとってのヒーリングとは何かをぜひお聞かせください。
Chiika:本来望んでいるものに気づいて、それを現実で形にしていく時に役に立つものだと思います。自分の限界はここだろうなと思い込んでいたのが、実はそうじゃないと分かります。ヒーリングには、自分自身を健全に育んでくれる側面があると今は思っています。
(聞き手:ベルガマヒーリングフェスタ2022事務局・K)
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