自分もユニークな存在だと気づくことができる fujioさんインタビュー

ベルガマヒーリングフェスタ2022でヒーリングのセッションをご提供いただくfujioさんは、ヒーリングを実践していくうちに、職場環境が改善しただけではなく、演劇で舞台に立つようにもなったそうです。

このような変化の背景には、いったいどのようなストーリーがあったのでしょうか?今回は、ヒーリングを実践することで現実が大きく動いていったストーリーをfujioさんに詳しく伺いました。

目次

プロフィール

fujioさん

広告業界を経て人材業界に携わりながらヒーラーをしております。 趣味はお芝居を観ること出ること。関東在住。

親の余命宣告をきっかけにヒーリングと出会った

ーー本日は、ベルガマヒーリングフェスタ2022でヒーリングのセッションをご提供いただく、fujioさんにインタビューさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

fujioさん(以下、敬称略):よろしくお願いいたします。

ーー早速ですが、自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか?

fujio:はい、fujioと申します。セラフィムブループリント・シータヒーリング・マルチプルアバンダンス・アストラルリーディング・マイティピュリフィアなどを受講し、たまに友人・知人にセッションをご提供しています。普段は、以前はデザイン業、現在は人材業界の仕事をしています。

ーーありがとうございます。お決まりの質問ですが、子供の頃からいわゆる霊感はありましたか?

fujio:特別なかったと思います。ただ、「何だこれは?」と思う事は2度ほどありました。子どもの頃、昼間に熱で寝込んでぼんやりしていると、窓から発光体のような物がバーッと近づきぶつかってきて飛び起きたことがありました。また、勤め始めた頃は、夜中に布団の中でふと目覚め、木の枝のような真っ黒な手が自分の手首を掴んでおり、なぜか怖さより起こされた怒りが勝り、「よくも起こしたな」と、怒りながら寝直したという体験もありました。こういう体験はありましたが、自分自身に霊感があると感じたことはありませんでした。

むしろ周りの人の方が霊感があったと記憶しています。小学校時代、上履きをいたずらで隠され、友人が見つけてくれたことがありました。その子は、見えない存在に「ここにあるよ」と教えてもらったそうなんです。また、専門学校時代は、隣の席で一緒に授業を受けていた友人が、突然腕から金粉を出し始め「これ、たまにあるのよ」と腕をキラキラさせながら言われた時は「いやいや、たまにあるって、どういうこと?」と、なりましたね。

身の回りにこういう人たちがいたので、「不思議な世界は存在するんだな」と感じながら育ってきました。私が子供の頃は幽霊や超能力といった話題が流行っていた時代でもあって、それをエンタメ的な感じで見ていた人も多かったと思うのですが、私は「実際にあるよね」と思っていました。

ーーヒーリングに出会ったのはどんなきっかけでしたか?

fujio:ある日、親が「余命半年」と宣告を受けました。「今後どうやって家族で過ごすと良いんだろう」「病気を抱えている親とどうやって向き合っていたらいいんだろう」とずっと考えていた時、引き寄せの法則とマインドマップの講座をmixiで見つけました。何となく良さそうだと参加し、そこで友人になった方にヒーラーの知り合いが多くいたんですね。それで癒しのイベントがあることを知って、今後の自分のことや親のことについて相談したいと思って足を運んでいました。

その後、友人が「シータヒーリングを学んでみようと思う」という話をしていて、自分でも気になり調べていました。「創造主[編集注:ありとあらゆるものを構成する根源のエネルギーのこと]から直接メッセージがもらえるのはすごい」と思い、自分も受けてみたいと思いつつも、何となくその時の自分には難しいかもしれないとも感じていました。

それでヒーラーさんに「シータヒーリングを受講してみたいと思うのですが、自分にはどうでしょう」と相談した所、「もう1つやりたいものがありませんか?」と聞かれたんです。実はセラフィムブループリントというヒーリングも気になっていることを話し、「あなたはそちらをやった方がいいようです」と言われました。ちょうどその頃、セラフィムブループリント創始者のルースさんが来日していると知りました。それでルースさんからクラスと個人セッションを受けました。

セラフィムブループリントを受講して、「こういう世界があるんだ」「しかも自分もヒーリングをできるようになるんだ」という実感がものすごく生まれました。その後、シータヒーリングを始めとして、マルチプルアバンダンスや様々なヒーリングモダリティを学んでいきました。

ヒーリングをきっかけに職場環境が改善し、やるつもりがなかったお芝居も始めた

ーー実際にご自分でもヒーリングができるようになって、どんな変化がありましたか?

fujio:自分自身の思い込んでいたものが少しずつほぐれて解消していきました。当時の自分は、何かあるたびにへこみがちで、自己否定が強かったですね。でも、ヒーリングを習ってからは、「この原因は何だろう」「解消するためにはどうしたらいいんだろう」と考える方に切り替えて対処していけるようになりました。

それから、自分の置かれている立場も状況もどんどん変わっていきましたね。

ーーお話しできる範囲で構いませんので、立場や状況にどんな変化があったかお聞かせいただけませんでしょうか?

fujio:当時いた部署が解散、出向となりました。出向先の会社の付近は、道端で泥酔して仲間に引きずられている人、パトカーで連行される人がいるなど、びっくりするような場所にあり、職場も驚くほどブラックな環境でした。「今時こんな人いるのか」と思うくらいものすごいパワハラ気質の上司の方がいて、周囲の人たちが一生懸命気を遣いながら働いているんです。出向してきた人は次から次へと突然失踪したり休職する人が後を経ちませんでした。

そんな中、自分にヒーリングをしているうちに人事にテコ入れが突然入り、出向解除となりました。原籍の会社に戻ると、テレビドラマのようなロケーション、最先端の綺麗なオフィスで、あまりに前の環境と違いすぎて、マンガのような展開に「これは何だろう」と笑ってしまいましたね。

ーーその時、具体的にはどんなことをヒーリングされたのですか?

fujio:職場にとても苦手な人がいたんです。最初は何とも思わなかったんですが、だんだんその方の仕事に対しての姿勢や言動にイライラするようになっていきました。席替えをしても隣のデスクになりがちで、その人が自分に話しかけるたびに、嫌だなぁという気持ちが強烈に湧き上がるようになってしまいました。

ヒーリングをするうち「あれ、なんで私はこの人に対してこんなにイライラしているんだろう?」と思ったんです。その人がした小さなミスに対して、周りの人はたいして反応していないのに、私だけ強く「しっかりしてくださいよ」と言ってしまってるぞと気付き、「これはどういうことだろう?」と思ったんですね。

自分の内面を掘り下げていると、実は、正直なその方が羨ましかったということが分かりました。その方は周囲がどういう状況であれ、帰りたい時には帰るし、休みたい時には休むし、言いたいことは何でも言う方でした。その一方で、私はずっと自分の気持ちを押し殺していたんです。その方のように自由に、自分に正直になりたかったんですね。

そのことに気づいたら、突然その方が休みがちになり、そのうちに、先ほどお話ししたように人事のテコ入れが入り出向先から戻ることになりました。私は誰かに何かを訴えたわけでもないです。メンタル不調で休職されていた人と喫茶店で会って「これからどうしたらいいんだろう」という相談に乗っているような感じでした。私は何もしていないのに、勝手に状況が変わっていったんです。

ーーすごいエピソードですね。他にはどんな変化がありましたか?

fujio:ヒーリングをするようになってから、お芝居をするようになりました。昔はむしろ「観るのは好きだけど自分は絶対できない世界」と思っていたくらいだったのにです。

きっかけは会社が吸収合併し、文化の違いで気落ちする日々が続いてたんです。そんな中でも同僚たちは営業と掛け合いながら一生懸命、制作のプレゼンをしており、そんな姿に「私も頑張らなきゃ」と思っていたら、友人から「友だちが音楽の専門学校を立ち上げて、無料で体験レッスンができるから受けてみなよ」と薦めてくれたんです。

その時受けたボイスコースの体験レッスンで、声質、骨格、喉の開き方といったことまでとても丁寧に見ていただきました。それでこのまま学校に通うことにして、朗読をメインにやるようになりました。その後、1年ほどは朗読を1人で続けていました。学校では会場を借りて発表会もあり、お誘いを受けるも私は「自分には関係のない場所」と、完全にスルー状態でした。

そんな中、マルチプルアバンダンス初級を受講しました。受講後、会社の中でプレゼン大会が企画され、「事前のテストに受かれば練習会をしなくて済む」と言われました。「じゃあ頑張ろう」と思って練習していたら、思いもよらず周りから評価されて私だけが事前のテストに合格したんです。その後、学校でまた「今度の発表会に出てみない?」と言われて、断るところを今度は「やってみます」と返事をしました。

最初は朗読するだけだったのが、「fujioさんは覚えられるんじゃないですか?」と言われました。それで、台本の3、4ページを覚えて、ステージで1人演劇みたいな感じでやってみました。その時、ものすごく楽しかったんですね。周りは緊張でバクバクの中、自分だけ「早くやりたい」とワクワクしていました。

その後、大好きなミュージカルの舞台を見たのがきっかけで、「こういう演技がしたい」という思いがバーッと湧いてきました。それで劇団にも入ってしまいました。

ーーマルチプルアバンダンスを習われたことをきっかけに現実が動いたというエピソードだと思うのですが、マルチプルアバンダンスの何が効いたのだと思いますか?

fujio:私は身体を使って表現をしたかったという潜在意識の願い、希望に効いたのかなと思います。思い起こせば小学校に入ったばかりの頃、大人しく、身体も弱く休みがちでしたが、国語の時間に本を読む時はハキハキと元気で上手かったらしく、先生にすごく褒められていました。朗読、声での表現を私は元々好きだったんだと思います。子供の頃に無心になってやっていたことは、その人本来の願望が潜んでいるのかもしれませんね。マルチプルアバンダンスを受講して、私は身体を使って表現したかったという願い、希望に気づき、現実が動いたのだと思います。

誰もがユニークな存在だとヒーリングで気づくことができる

ーーfujioさんはご友人やお知り合いの方にセッションをされているとのことですが、どんなテーマにセッションをすることが多いですか?

fujio:結果的に、家族についてのセッションをしていることが多いです。

知人に、「親友からマウントを取られている気がして、だんだん距離を取るような感じになってきている」という相談を受けたことがあります。それで観ていくと、実はそれが親御さんにつながっていたということがありました。親子関係の問題が、事象としては友人関係に現れていたんです。

また、ある方にセッションしていた時、亡くなられたお祖父様がその方のことを見守ってるのが観えました。その方の霊は「自分だよ」と知らせたかったのか、私に対して亡くなった時の病気の原因を教えてくれました。それで「お祖父様は肝臓が悪かったですか」と依頼者にお聞きし、お祖父様だとわかったこともありました。

私自身も親子関係で悩んできた時期があって、そこから色々と解消して良い親子関係にすることができたと思います。やはり、親子関係は人生の基盤になるものだと思います。あえてその親を選んで生まれてきて、その中で自分を形成していくわけですから。

ーーベルガマヒーリングフェスタ2022では、アストラルリーディング体験セッションをご提供いただきます。今回、アストラルリーディングのセッションにかける意気込みをお教えください。

fujio:私も良い年齢になってきましたが、「もう歳だから無理」と思われている方も多いと聞きます。でも、本当はいくつになってもできると思うし、自分自身も実際にやってきています。その人が本来やりたかったもの・本来の目的をアストラルリーディングで読み解いてお伝えすることで、その人が目を輝かせてそこに向かっていくことを後押しできれば、何か面白いことになるんじゃないかと思っています。

ーーありがとうございます。インタビュー終了のお時間となりました。最後に、読者の皆様にメッセージをお願いします。

fujio:ヒーリングは別に特別なことではないと思います。特別な人だからヒーリングができるのではなく、実は誰でもできるものです。

誰もがユニークな存在だと気づくことができるのがヒーリングの良さだと思います。私自身、自分自身を否定しながら生きてきました。それを解消していくと、実は自分もユニークな存在だったと気づくことができました。

「自分もユニークな存在だ」と気づくことができれば、「生きていることって面白いな」と思えるようになります。そして、「おや、これはちょっと面白いぞ」という変化のある生き方をできるようになったら、もっと豊かな人生が送れるのではないかと思いますね。

(聞き手:ベルガマヒーリングフェスタ2022事務局・K)


ベルガマヒーリングフェスタ2022でfujioさんがご提供されるセッションはこちら↓

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