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コラム

わたしが政治家やマスメディア、インフルーエンサーたちから学んでいること

世の中には政治家の動向を厳しくチェックし、彼らの失言や矛盾点を指摘して糾弾する人々がいます。また、自らを被害者と位置づけ、政治家を加害者として攻撃する人もいます。さらには、陰謀論を持ち出して政治の裏側を暴こうとする人もいます。しかし、私はそうしたアプローチにはあまり興味がありません。

私が政治家を観察する目的は別のところにあります。それは、「ろくでもない実績」や「民衆を搾取し傷つける政策」を実行しているにもかかわらず、ブランディングや広報戦略を駆使することで「すごい」「偉い」「優しい」「立派な人」と思われる技術を学ぶことです。これらのスキルは、個人の生活に応用できる貴重な知識だからです。

スキルはどれだけ学んでも無料ですし、どんなに偉い人の技を盗んでも犯罪にはなりません。だからこそ、私は彼らの手法を日常に取り入れ、活かすようにしています。

政治家の二枚舌から学ぶ実生活での応用

政治家がよく使う手法のひとつに、「意味のすり替え」があります。実際には国民にとってマイナスな政策であっても、ポジティブな言葉を巧みに使い、いかにも良いことをしているように見せかけるのです。これを無名の一個人でも応用すれば、自分の行動が周囲にどう映るかをコントロールすることができます。

結果的に、私は自分の好きなように振る舞いながら、相手には「良いことをしてくれる人」と思われる方法を身につけました。相手は損害を被ったり、私にお金を払い続けたりする側になることもありますが、それでも感謝される仕組みを作ることができるのです。

この視点を持つようになってから、世の中のインフルエンサーたちの手法にも気づくようになりました。「0→1」の発見があれば、そこから先は解像度がどんどん高まっていきます。そして、世の中の成功者たちが使う「手練手管」の系統図が見えるようになってきました。

威嚇・支配・影響力の本質

こうした技術を分析しているうちに、人間の社会的振る舞いの多くは動物の本能的な行動と大差ないことにも気づきました。政治家の巧みなスピーチや、企業のカリスマリーダーが持つ影響力は、実は高度な知的戦略というよりも、動物の威嚇や本能的な支配のテクニックに基づいているのです。

この視点から社会を観察すると、会社内で成功する人や、人を惹きつける人物には共通のパターンがあることがわかります。そして、そのパターンを意識的に使えば、自分も日常で人をコントロールする側に立てる可能性が高まります。

ただし、時には自分の発言が想像以上に相手を圧倒してしまい、無意識に相手を怯えさせることもあります。これはまさに動物の威嚇行動と同じであり、発言が相手の行動を左右する力を持っているという証拠です。しかし、それを意識的にコントロールできるようになると、社会の中での立ち位置を有利にすることができるのです。

社会の本質を見抜く力と教育の欠落

こうした「動物ワールド」において上位に立つための能力は、学校教育では教えられていません。むしろ、学校では「優秀な人材」として評価されるための知識を詰め込むことに重点が置かれています。しかし、実社会ではそれだけでは不十分であり、実際に成功するためには「人間関係を支配する技術」が必要です。

おとなしく学校に通い、卒業後はどこかの会社に入り、そのまま数十年を過ごす人たちは、こうした技術の存在すら知らないことが多いでしょう。だからこそ、「何が書いてあるのかわからない」と感じるかもしれません。しかし、この視点を持つか持たないかで、社会での立ち位置は大きく変わるのです。

私が政治家たちから学んでいるのは、単なる広報戦略や話術ではなく、「人間社会の本質的なルール」です。それを理解し、日常生活に応用することで、私はただの一庶民でありながら、自分にとって有利な立ち回りができるようになったのです。

結局のところ、社会は「知っている者」と「知らない者」の二種類に分かれます。そして、知っている者が知らない者をコントロールする側に立つのです。この現実を受け入れ、学び続けることが、私が日々意識していることなのです。

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