現実はすべて「自分の第一希望」でできている
この世界で起きるすべての出来事は、自分自身の“第一希望”によってつくられています。頭(顕在意識)では「こんなの望んでない」と感じるような出来事であっても、潜在意識レベルではそれがまさに望んでいた現実である、という前提があります。
この前提を受け入れることが、癒しの技法を学ぶうえでの大前提であり、土台であるはずです。
「私じゃない、社会が悪い」と思った時点でアウト
にもかかわらず、何年も癒しの技術を学んできたはずの人が、何か嫌な出来事が起きたときに「どうしてこんな酷い目に遭うの?」「私は被害者。悪いのは他人や社会や運」と一瞬でも思ってしまうとしたら、その時点でズレています。
いや、ズレているどころか、根本から崩壊しています。
自分の第一希望で現実ができているという大前提を、自ら裏切っているのです。
ワークせず、思考だけで済まそうとする悪癖
こういう人に限って、日常でちゃんと内観するワークをやらず、頭の中でグルグル考えることを「私はちゃんと向き合ってる」と思い込んでいたりします。
あるいは、もう何年も、もしくは十年以上「たまにセミナーに出る」程度で、「私はまだヒーリングを続けています」と自分をごまかしているケースもある。
そんな状態で「私は癒しを学んでいる」「癒し手です」なんて名乗らないでください。むしろそういう自分をちゃんと見つめるところから、もう一度始めるしかない。
指摘されたときに反抗的になる人は特にやばい
そして、指導者や他のヒーラーからそのことを正直に指摘されたときに、
「いやでも、本当にそんな理屈あるんですか?」「私は望んでないですよ、そんなこと」
と反発したくなる人。これはもう、救いようがない段階にいます。
なぜならその反発は、まさに“自分の人生の責任を取らない”という深層の思考パターンそのものであり、
「自分の現実を自分で創っている」という核心の否定だからです。
学んでいない人が言うならまだしも
正直に言えば、癒しの技術を学んだことがないクライアントさんが「自分のせいじゃない」と言うならわかります。だってその人には、そういう世界観がまだないのだから。
でも、セミナーで学んできた人が、そういう“被害者思考”に戻るというのは、無責任にもほどがあります。
癒しを学んだなら、自分の現実のすべてに責任を持つこと。
まずは「これは私の第一希望として起きた出来事だった」と認める勇気を持つこと。
そこからしか、癒しも変容も、始まりません。