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コラム

心理学に興味があるなら「ヒルガードの心理学」がおすすめ

[PR]ヒルガードの心理学

をご存知ですか。

百科事典のように大きくて分厚くて重くて値段も高い、とてもじゃないけど「心理学に興味があります♪」程度の人が最初に買う本ではない雰囲気が満載です。

が!

これを買ってください。

これを読んでください。

それこそ最初の10ページだけでもいい。

あるいは目次を見て、特に興味がある章があればそこを先に読んでしまっても良いと思います。

フルカラーで写真やイラスト、図表が満載で本文のフォントや行間の配置も絶妙で本当に読みやすいです。

それでいてチャラくない。

小学生向け?と思えるような平易な文章ながら、内容はしっかり大人の専門家向け、心理学を専攻する学生向けの内容が収められています。

ようするに、「その火、飛び越えて来い」にうってつけなんですよ。
自分の心理学への興味が本物なのかを確かめられる。
それ以上に、自分が想像しているものがガチの心理学のイメージと合っているか勘違いしているかを検証できる。(☜この効果は絶大でしょう)

心理学に興味があるのって、ある意味では厨二病的なあるあるだと私は思っています。

それこそ、人の心を操って支配できる、自分が相手よりも上に立つという優越感を得られる(だろう)という邪(よこしま)な動機の人も少なくない模様。

大学の心理学部、心理学科、心理専攻らへんはここ数十年間ずっと倍率が桁違いですよね。

みんな「憧れる」んです。

で、その中には勘違いとしての憧れを持ってしまっており、実質的に心理学を学ぶのにふさわしくない(少なくとも、いざやってみると本人の趣味嗜好からして面白いと感じられない)場合も多々。

なにより、心理学のどこの何をどんなアプローチで学ぶか、とある1分野のエッセンスだけでいいのか体系的に学びたいのかetcが、ただ「興味がある」レベルの人には見当もつかないわけです。

だからこそ、これを。

買ってちょっと開いて1ページの半分も読まないうちに眠くなって放置、本棚にしまったまま何年も2度と手に取ることはない……という状態なら、「そういうこと」なんだと思います。

逆にいうと、この本で質の高い心理学の基本的情報を得た上で、さらに何かを調べてみたいという意欲が湧いてきたなら、本物。
なにより、情報がないから勝手に想像したありもしないイメージを心理学だと思い込むといったうわついた勘違いがなく、れっきとした「心理学とは何か」を踏まえた上で学習や研究に進んでいけるモチベーションとしての意欲であることもある程度、裏打ちされているといえるのではないでしょうか。

重量が重いので、読まないときは漬け物石としても重宝して一石二鳥かもしれませんからね。

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