初めて?霊界へ参入する人が陥る「あるある」について述べられる。
・夢か現実か区別できなくなる
・思考と感情と意思がバラバラになり、それぞれの特性を帯びる
(思考は宇宙の中へ、感情は宇宙から離れ、意思は前世へ四散する)
・真実に気づく過程で、それまでの俗世で生きてきた自分がいかに虚栄心に囚われ自分を過大評価する一方で他人を過小評価するロクでもない悪人かを自覚してしまうが受け入れ難いので拒絶しがち
私の個人的感想を言っていいなら、ほんとにショボい稚拙な「はじめて」の未経験者が陥るダサいアレ状態だな、という印象。
この本が著された100年前はたしかに、今よりもみんなが悪い意味で素朴でまさにここに述べられるようないろんな勘違い的な思い込みを都合よくしていたんだろうなぁ。
でも今はさすがに、スピリチュアルな学びを謙虚に真摯にしていれば……というかSNSやYouTubeなどで自己啓発も含めた人間の心情あるあるについてみんなが語るのを見聞きすれば、
ダニング=クルーガー効果に言われるように、人は未経験〜初心者のうちほど何かと香ばしいもの(らしい)
ことくらい、門前の小僧的に知ってそうだけどね。
で、この本でシュタイナーが大袈裟に書いてるよりシレッと平気で慣れていけると思う。
今の時代でもまぁたしかに、ものすごくスノッブで学歴だの社会的地位だの年収がどーたらこーたら、みたいな俗世間のまやかしに依存する形でマウントとってご機嫌ドヤ……みたいな、すごぉ〜く“シンプル”な人は、ここに書かれてるような懸念にまんまと引っかかるのかもしれないけど。。。
でも同時に、
自分こそは選ばれし特別な能力や魂の資質を備えた優秀なスピリチュアル能力者である、という壮大な勘違いで傲慢に自信たっぷりになってしまう痛々しい「自称・偉大な霊能者」がなぜそうなるかの仕組みも解説してくれてる
ので、他山の石として納得する部分もあるw
誰とは言わないし複数人いるっちゃいるけど、YouTubeとかでいかにもすごい悟りを開いた存在だ、みたいな上から目線で下々の愚かな民にスピリチュアルな秘密を特別に教えてあげるぞよ……的なイタさ全開の人、ね。。。(←なんだよ)
「あなたは愚かでスピリチュアルな霊能力などを全然もっていない凡人だからわからないかもしれないけど、こう生きるのが正しいんだよ」
と優越感満載の笑顔で優しく言う的な。
あ、まぁいいや。(雑)
まさにここに述べたような香ばしさ全開の人がこの本のこの章を読んだらどんな感想を持つんだろう。
ぜひ、目の前で読んでもらって感想を述べるところまで録画して編集なしでYouTubeにアップしてもらいたいなぁ(笑顔)。