アストラルリーディング中級「切望を知る」講座

人は生まれてくるとき、過去生や、今回の人生でどんな人生を歩みたいかという中間生(≒霊界にいるとき)での本人の実績や意向、今回の転生にあたって経たプロセスのなかで作られた、ある1つの「切望」の種を持って生まれてきます。

その切望を、クライアント(≒お客様)と対話しながら、気づきを促しつつ、クライアント自身で気づいていくお手伝いをするセッションのやり方について学びます。

切望は、ある概念(例えば『支配』など)でできています。
そしてあたかも、子供の体のなかで知らずのうちに精通や初潮といった性成熟がなされていくように、その人の肉体に影響を与えます。
それにより、習っていないのに歌がうまい、計算が得意、走るのが速いetcといった変化(いわゆる『得意なこと』)が形成されます。
切望のエネルギーが肉体に変化を与えると、精通した少年が好色な夢を見るように、切望のエネルギーを発揮せよという夢を見ます(内容は、本人としては意味不明に感じられることが多いようです)。
その夢を、得意なことを、クライアントと対話しながら探っていきます。

夢や得意なことをヒントにしつつ、それが今回の人生において、どんな美徳を習得しようとする切望の表れなのかを探っていきます。

美徳は、建築の設計や教師など、職業・仕事として捉えられうる何かしらの「行い」を通じて体得することを多くの人が意図しています。

あるいは仕事としては成立していなくても、仕事よりも大事な生き甲斐となるライフワーク、真剣に取り組む趣味といった何かしらの芸事、作業内容を解き明かすのが重要になります。

仕事というと嫌なイメージを持つ人がいるかもしれませんが、切望を満たすことになる仕事に携われずに人生が終わっていくことの不幸は計り知れません。

また、切望を満たすことになる仕事に取り組めるようになると、それまで他の仕事は嫌々やっていた人でも、見違えたように活き活きと楽しく取り組めるようになります。

このセッションを通じて、クライアントがそれまで培ってきた「仕事、働くこと、職業に就くこと、責任を負うこと」についての後ろ向きな想いを解放することになる可能性があります。

ただし切望は、自分の人生の本質に目を向ける準備ができていない人には、延々と見つかりません。なので、プラクティショナーが全力を尽くしても、クライアントを切望の発見にまで導けないこともあります。その場合は自分を責めることなく、クライアントがどうしたら切望を見出せる状態になっていけるかをアドバイスすることになります。

切望が何か解き明かせたとしたら、その切望をどうしたら今後、物理的な現実での生活において、満たしていく方向へ行動できるかをアドバイスします。

場合によっては大きな人生の方向転換が必要になる場合もあります。が、誰もがそうした方向転換をすぐに実現できるわけではありません。むやみに焚きつけることなく、現実的に、クライアントの意向を尊重しながら、どう切望を満たすほうに人生を近づけていけるかをアドバイスするのが大事です。

また、クライアントがある程度以上の年齢の場合は、納得のいく切望を死ぬまでに満たすのが難しい場合もあります。その場合の妥協点や、果たせなかった切望への後悔にどう対処するかをアドバイスする局面もあります。

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