「練習しなさい」と言われると心が重くなる?
スピリチュアルヒーリングを教えていると、当然ながら「ここをもっと練習するといいですね」とアドバイスをすることになります。ところが、その瞬間、急に顔色が曇り、後ろ向きな反応を示す人が少なくありません。
この現象は、スピリチュアルに限らず、どんな習い事にも共通しています。「練習=めんどくさい」と感じてしまう人は、過去の経験と重ねてしまっていることが多いのです。
例えば、子どもの頃に親や先生から「ちゃんと練習しなさい!」「努力が足りない!」と言われたことがある人は、大人になってからもその言葉が無意識に影響を及ぼします。すると、先生からの指導が「やらなきゃダメなこと」と感じられ、トラウマや反発心が湧き上がってくるのです。
習っているのに練習しない人たち
スピリチュアルヒーリングに限らず、「自分から習い始めたのに、練習するのがめんどくさい」という人は珍しくありません。
しかし、この状態が続くと、当然ながら上達することはできません。さらに、それを態度や言動で先生に伝えてしまうと、どうなるでしょう?
先生は「この人は習う気がないんだな」と感じ、深く教えるのをやめてしまいます。これは、礼儀の問題というよりも、信頼関係の問題です。指導する側も人間なので、やる気のない生徒にはそれなりの接し方をするようになります。
学ばないまま歳を重ねてしまった人の末路
スピリチュアルの世界には、「人生を変えたい!」と願って講座に通い続ける人がいます。しかし、彼らの中には、何年経っても変わらない人がいるのです。
・20代の頃からヒーリングを学んでいたけれど、40代後半になっても何も変わらず、収入は低いまま
・結婚もできず、将来への不安を抱えながら、ただ「ご利益」を求めるために講座を渡り歩く
・学ぼうとしないまま、「どうしたらいいんでしょう?」と人前で嘆く
こうした人たちは、「やることはやった」と思い込んでいますが、実際には何も変わる努力をしていません。
もしこのまま歳をとったら? 70代、80代、そして老人ホームに入っても同じことを続けるのでしょうか?
「親のせい」で100歳まで言い続ける?
「親が厳しくてトラウマになったから」「昔の経験があるから」と言い続けて、自分が変われない理由を過去のせいにしていませんか?
100歳になっても、「親のせいで」と言い続けるつもりでしょうか? もしそこまで生き延びたなら、それはそれですごいことですが……。
本当に変わりたいなら、「今」の自分を変える
何かを学ぶと決めたなら、まず「練習=嫌なもの」という思い込みを捨てることが大切です。
もちろん、過去の経験が影響することはあります。でも、それにとらわれ続けるかどうかは自分次第。「過去のせいでできない」と言い続けるのではなく、「じゃあ今の自分はどうするか?」を考えたほうが、確実に未来は変わります。
「三つ子の魂百まで」と言いますが、それを理由に成長を止めてしまうのはもったいないことです。
さて、あなたはどうしますか?