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コラム

高学歴の呪縛:学歴信奉の終焉と生き残るためのマインドセット

1. 高学歴の価値が揺らぐ時代

かつて「高学歴=成功」という方程式が疑いなく通用した時代があった。しかし、現代では学歴の価値が相対的に低下し、知識やスキルのアップデートができない高学歴層が「使えない」と揶揄されることも増えている。

彼らは、最新のトレンドをキャッチアップする柔軟性を欠き、学習方法や実践力も時代遅れになっている。それでもなお、「学歴こそがすべて」という信念だけは強固に残り、目の前の人間の実力や能力を正当に評価できない呪縛に囚われ続けている。

2. 学歴に依存しない生き方を選んだ私の経験

私は現在アラフィフの年齢で、ちょうど学歴信奉が根強い時代と、それが崩れ始めた時代の狭間にいる。学歴偏重の価値観が強い世代ではあるが、個人的にはその風潮に違和感を持ち続けてきた。

中学生の頃、進学校を受験する優等生たちが「私たちはこんな田舎の低偏差値校で終わる人たちとは違う」と笑っていた光景が忘れられない。それが気持ち悪く感じ、高校はあえて進学校を選ばなかった。

その後、私は学歴に頼らず、IT業界を皮切りに雑誌編集者へと転身し、独立して霊能者業を生業とするまでに至った。学歴ではなく、技術力や発想力、人脈といった実力を積み上げたことで、会社員では得られなかった経済的成功も手にすることができた。

3. 学歴信奉が抜けない高学歴層の残念な現実

一方で、同世代の高学歴組を見渡すと、学歴への執着が抜けない人が多い。

  • どこ大学卒かを必ず確認し、偏差値ランキングで相手を格付けする
  • 自分より低学歴と判断すると、無意識にマウントを取る
  • 受験勉強の反動からか、新しい知識を学ぼうとしない
  • 最新の技術や時代の変化を軽視し、アップデートを怠る

例えば、生成AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)といった最新の技術トレンドについて話を振ると、「そんなのは学歴で勝負できない低学歴のITオタクが夢を見ているだけ」と鼻で笑う。だが、果たして彼らは今の時代に適応できているのだろうか?

4. 高学歴でも評価されない50代、そして45歳定年制度

50歳前後になっても「学歴があるから」と自信を持ち続けるのは自由だ。しかし、実際には彼らが社会で高く評価されているとは言いがたい。

  • 会社の給与テーブルに沿って昇進昇給はできても、実力で評価されることは少ない
  • 仕事の話ではなく、学歴の話や娯楽の話に逃げがち
  • いざ転職しようにも、最新のスキルがなく市場価値が低い

こうした状況の中、世界的な企業の経営者たちは「45歳定年制」を唱え始めている。45歳を過ぎた人材は、会社側にとってインセンティブがないというのが現実だ。学歴だけを頼りにキャリアを築いてきた人々にとって、これは大きな危機である。

5. 生き残るために必要なマインドセット

時代が変わり、学歴の価値が相対的に低下した今、求められるのは次のようなマインドセットだ。

① 学習を継続する姿勢

学歴に関係なく、常に新しい知識を学び続けることが重要だ。特にテクノロジーの進化が速い現代では、ITリテラシーの有無が生存率を左右する。

② 実力主義への適応

過去の学歴にしがみつくのではなく、現在の実力を磨くことにフォーカスすべきだ。スキルや経験を積み重ねることで、どんな環境でも価値を発揮できる人材になれる。

③ 柔軟な発想と適応力

「自分は高学歴だから大丈夫」という慢心を捨て、時代の変化に柔軟に適応できる力が必要だ。新しい価値観を受け入れ、学ぶ姿勢を持つことが成功の鍵となる。

6. まとめ:学歴の呪縛から解放され、未来へ進め

学歴がすべてだった時代は過ぎ去り、今求められているのは学び続ける力と実力で勝負する覚悟だ。学歴に頼るのではなく、自らをアップデートし続けることで、時代の波に乗り遅れることなく生き残ることができる。

これからの時代を生き抜くために、今こそ学歴信奉の呪縛を解き放ち、自分自身の可能性を最大限に広げるべきではないだろうか。

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