SNSのインフルエンサーや事業を行う人に対して、「どうせ金目当てだ」「金の亡者だからやっているんだ」とネガティブな評価をする声を耳にすることがあります。
確かに、ビジネスには収益を得る目的があるのは事実です。しかし、それが即「悪」になるのでしょうか? 実際のところ、お金を目的にしたとしても、それを形にする努力をしている人たちは、社会にとってありがたい存在なのではないでしょうか。
お金のために何かをするのは悪なのか?
「金のためにやっているからダメ」は本当か?
例えば、YouTuberやSNSのインフルエンサーが広告収益や商品販売で稼いでいると知ったとき、「ああ、結局金のためか」と冷めた目で見る人がいます。
でも、それが100%お金のためだったとして、その発信する情報やコンテンツの価値はゼロになるのでしょうか?
有益な情報を提供しているなら、それを受け取る側にとって損はないはずです。
エンタメとして楽しめるなら、それでお金を稼ぐことの何が悪いのでしょうか?
現実的に考えて、無収入で継続的に価値のあるコンテンツを提供し続けるのはほぼ不可能です。動画を作るにも、撮影機材や編集ソフトが必要ですし、そもそもその人が生きていくためのお金も必要になります。
「金のためにやっているから信用できない」と思うのは、少し短絡的ではないでしょうか。
そもそも、お金は必要不可欠なもの
お金を悪く言う人は、果たして本当にお金を必要とせずに生きているのでしょうか?
食事をするにもお金がかかる
生活するにもお金がかかる
税金を払うことすら法律で定められている
つまり、お金を得ることは生きるための必須要件であり、それを目的に働くのは当然のことです。
本当に「金のためにやっているのは悪い」と思うなら、電気もガスも水道も、あらゆる有料サービスを使わずに生活しているのでしょうか?
実際、そんな人はほぼいません。むしろ、お金を払って受け取るサービスに感謝している人の方が多いはずです。
収益を求めるからこそ、質が向上する
お金を稼ぐこと自体が悪だとしたら、どんな仕事も成り立たなくなってしまいます。
適正な収益を得られるからこそ、人々はより良いサービスを提供しようと努力するのです。
商品開発も、売れるからこそ改良される
有益な情報発信も、収益が出るから継続できる
コンテンツも、視聴者がいるからより質が高まる
仮に、全くお金を稼げない状況だったら、どうなるでしょうか? おそらく、多くのクリエイターや事業者は活動を続けることができなくなります。結果として、無料で得られていた情報やサービスそのものが消えてしまうでしょう。
「金目当て」と決めつけることで、自分が損をする
「どうせ金目当てでしょ」と斜(はす)に構えていると、本来得られるはずだった有益な情報やサービスを拒絶してしまうかもしれません。
SNSで発信されるビジネスのノウハウ
YouTubeで無料で見られる学習動画
有料でも価値のあるオンライン講座やセミナー
これらを「金のためにやってるんでしょ」と軽視してしまったら、自分の成長のチャンスをみすみす逃すことになります。
もちろん、お金儲けだけを目的にして詐欺まがいのことをする人もいます。しかし、だからといって「お金を稼ぐこと=悪」と決めつけるのは極端すぎるでしょう。
まとめ:サービス提供者はありがたい存在
結局のところ、「金目当て」であっても、世の中に価値を提供している人は感謝されるべき存在 です。
お金を稼ぐことは悪ではなく、むしろサービスの質を向上させる原動力になる
「どうせ金のため」と決めつけることで、自分が得られるはずの価値を逃してしまう
適正な収益があるからこそ、継続的な価値提供が可能になる
もし、「金目当て」と感じて何かをネガティブに捉えてしまうことがあったら、それが本当に自分にとって損なのかどうか、一度冷静に考えてみるのもいいかもしれません。