昔は「儲けやすい時代」だった
振り返れば、昔は商売で儲けやすい時代でした。特にインターネットが普及する前は、比較検討が難しく、消費者は業者の言葉を信じるしかなかったのです。さらに、当時は今ほどホワイトな環境ではなく、強引な営業や業者に有利な契約が当たり前のようにまかり通っていました。
消費税もなく、ボーナスには税金が引かれず、消費者はお金に余裕がありました。多少の浪費も「また稼げばいい」と楽観的に考えられた時代だったのです。
ネット時代初期も「チョロかった」
インターネットが登場してしばらく経っても、状況は大きく変わりませんでした。価格比較サイトが未発達で、詐欺的な広告も横行。消費者はまだまだ素朴で、怪しいダイエット商品がテレビ通販で飛ぶように売れていました。
アフィリエイトも今より規制が緩く、ある手法を実践すれば誰でも月に何百万円も稼げた時代。アイデア発明商品も高値で売れ、今では100円ショップで手に入るようなものでも当時は付加価値がついて人気を博していました。
降りてきた無数のビジネスチャンス
そんな時代、私はスピリチュアルヒーリングを通じて、未来のトレンドや売れるアイデアを数えきれないほど受け取りました。もしそれを形にしていたら、一生安泰の資産を築けていたでしょう。
しかし、実際に事業を立ち上げるとなれば、初期投資や創業期の激務は避けられません。確かに、その後は不労所得でウハウハな生活が待っていたかもしれませんが、私はあえてそのチャンスに飛びつきませんでした。
「成功」よりも大きなものを得た
私はその都度チャンスを見送りながら、スピリチュアルな探究と人生経験を深めていきました。そして気づいたのです。「すごろくの上がり」のように成り上がることが、必ずしも人生のゴールではないということに。
もし当時の価値観に従って成功していたら、私はただの「うまいことやった成金社長」で終わっていたかもしれません。それが世間的に「勝ち組」だったとしても、魂の成長という観点ではどうだったのでしょうか?
広い世界と本当の充実感
今の私は、単なるビジネスの勝ち負けを超えた世界を見渡せる境地にいます。俗世間の価値観だけに縛られず、より広い視野で物事を捉えることができるようになりました。
そして、ビジネスの分野でも一定の成果を出しながら、低賃金労働に縛られることなく、自分の職能を活かして仕事ができる環境も手に入れています。これ以上を求めることは、むしろ贅沢なのかもしれません。
スピリチュアルと現実の両立
私は、自らの人生を「スピリチュアルと現実の両立」というテーマのもとに歩んできました。ただの口先だけではなく、実体験としてこの生き方を形にしてきたのです。
あとは、この生き方が他の人にとっても価値があるものだと伝えられるように、無理なく、押し付けがましくなく広めていくことができれば…それが、スピリチュアルヒーラーとしての私のライフワークなのです。