何か新しいことを学ぶとき、初級レベルの知識を得るだけで終わってしまうことはよくあります。体験学習をしても、「なんとなくやっただけで、結局よくわからなかった」という経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
しかし、今の自分は違う。なぜなら、一つのことを一人前以上にやり込んだ結果、物事の解像度が上がり、応用がきくようになったからです。今回は、かつての自分と今の自分の違いについて考えてみます。
体験学習の落とし穴:「とりあえずやったけど、何も掴めない」
過去の自分を振り返ると、初級レベルの体験学習をしても、ただ流されるようにやって終わっていました。表面的な理解しかできず、結局「できるようになった」とは言えない状態。
例えば、プログラミングや楽器、スポーツなど、何かを学び始めたときに、基本的なやり方を教わっても「なんとなくやった気になる」だけで終わってしまう。すると、しばらく時間が経つと、習ったことをほとんど覚えておらず、応用もできない状態になってしまいます。
「学んだはずなのに、使えない」「やったのに、全然身についていない」——このような状態に心当たりがある人も多いのではないでしょうか。
一人前以上にやり込むと、見える世界が変わる
では、どうして今は応用がきくようになったのでしょうか?
その答えは、「一つのことを徹底的にやり込んだ経験があるから」。
何かを本当に習得しようとすると、初級レベルの知識だけでは足りません。試行錯誤を繰り返し、壁にぶつかりながら深く理解していく過程が必要です。そして、その過程を乗り越えて一人前以上のレベルに達すると、物事の「見え方」が変わります。
例えば、プログラミングを本気で学び続けると、コードの意味だけでなく、設計や効率、バグの原因など、より深い視点で物事を見られるようになります。楽器でも、単に弾けるだけでなく、曲の構造や演奏技術の違いを理解できるようになります。
この「解像度の違い」が、他の分野にも応用できる力につながるのです。
応用がきくようになった理由
今の自分は、昔と違って「初級レベルの知識だけで満足しない」姿勢を持っています。一つのことを徹底的に学んだ経験があるからこそ、他の分野でも学び方の本質が見え、効率的に吸収できるようになりました。
学習には「量をこなす段階」と「本質を理解する段階」があります。まずは一定の量をこなさなければ、深い理解に到達できません。そして、一つでも本質を理解した経験があると、それが他の分野にも応用できるようになります。
まとめ:「とりあえず」から「本質を掴む」学びへ
過去の自分は、体験学習や初級レベルの知識を得ても、応用できるほどの理解には至りませんでした。しかし、一つのことを一人前以上にやり込んだ今は、物事の本質を掴む力がつき、どんな分野でも応用できる視点を持てるようになりました。
学びを深めることで、見える世界が変わる。だからこそ、「とりあえずやる」から「本質を掴む」学びへとシフトしていくことが大切なのです。
これからも、一つひとつの学びを深め、解像度を上げていきたいですね。