アダム・グラント著の『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』(PR)ですっかり有名になった、人間を3種類に分ける概念。
Giver(与える人)/Taker(奪う人)/Matcher(与えると奪うのバランスをとる人)
のなかで、仕事のパフォーマンスなどでトップを占めるのも最下位にいがちなのもGiver(与える人)なのだそうで。
本の中では得するGiverと損するGiverの違いについては、
与える相手を選ぶこと・自分が与えるものをどう扱うか(どんな価値があるとみなすか)
を見極める視点の有無などが語られます。
もう少し詳しくChatGPTにまとめてもらった結果が以下のとおり。
アダム・グラントは、得するギバーと損するギバーを分ける要因として、自己保護のスキルと他者のために効果的に与える方法を挙げています。彼の説明では、成功するギバーは無制限に与えるのではなく、戦略的かつ効果的に他者に貢献し、自己の利益も守る方法を見つけていることが重要とされています。
具体的に言うと、得するギバーと損するギバーの違いは以下の点にあります:
自分の限界を理解する:
得するギバーは、自分が無理なく提供できる範囲を理解し、自己の負担や健康に悪影響を与えないよう配慮します。損するギバーは、他人の期待や依頼に応じすぎ、燃え尽き症候群に陥ることが多いです。
相手を見極める:
得するギバーは、相手が信頼に値する人かどうかを見極める力を持っています。彼らは、無条件に誰にでも助けを差し伸べるのではなく、自分の時間とリソースを効果的に活用し、信頼できる相手に対して貢献します。一方、損するギバーはどんな相手にでも尽くそうとし、利用されやすくなる傾向があります。
相手に依存させすぎない:
成功するギバーは、相手の成長を促すために、自律的に学ぶ機会を与え、単なる「手助け」にとどまらない貢献をします。例えば、必要な知識やスキルを教えて自立を促すことで、相手が依存せず成長できるようサポートします。損するギバーは、相手の依存を強めてしまい、結果として自分のリソースを浪費することになります。
断ることも重要視する:
得するギバーは、「ノー」を上手に伝える方法を知っています。助けたい気持ちがあっても、自分の時間や能力を超える要求に対しては、適切に断ることができ、結果として自分を守ることができます。損するギバーは断るのが苦手で、無理な要求を引き受けてしまい、結果として過度な負担を抱えてしまいます。
自己利益とのバランスを取る:
得するギバーは、自分の利益も大切にしながら他者に貢献する方法を見つけます。たとえば、自分のキャリアや目標に役立つような形で他者に貢献したり、貢献の見返りに正当な評価や報酬を求めたりすることもあります。損するギバーは、自分の利益を考慮せずに与え続けるため、自身の成功や幸福を犠牲にすることが多いです。
グラントは、これらの要因によって、得するギバーは長期的に成功し、ポジティブな関係を築きながらキャリアを積んでいくのに対し、損するギバーは過度なストレスを感じ、他者に利用されることで自己利益が損なわれやすいと述べています。
言うは易し、で日々の生活や仕事のなかでどう活かすの、という点はまた次の課題となりそうですが。
私個人の経験則で言っていいなら、交渉学が非常に役に立ちました。
要するに、上記にまとめた要点を相手や場面に応じてちゃんと見極められるようになるテクニックですわ。
損するGiverで終わっちゃってるなーという自覚があり、上記のポイントを提示されたところでどうやればいいのか見当もつかない人は交渉学、オススメです。
交渉学については、またの機会に。今回はこれでおしまい♪