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コラム

日本人が今すぐ脱却すべき「ぬるま湯」感覚とは?

はじめに

日本社会には、「そんなに上手くはできないのが普通」という空気感が根強く存在しています。特に、「みんなと同じであること」が求められ、それ以上でもそれ以下でもないことが良しとされる風潮があります。しかし、この価値観に縛られ続けると、これからの時代を生き抜くのがどんどん難しくなってしまいます。

例えば、中学校の英語の授業で本格的な発音をしようとすると、周囲から失笑されたり、「かっこつけている」と揶揄されることがよくあります。場合によっては、いじめに発展することすらあります。これは日本社会の「出る杭は打たれる」文化の典型的な例です。

「できないのが普通」の感覚に縛られる日本人

このような環境で育つと、「みんなと同じくらいできないほうが無難」という意識が根付きます。その結果、努力をしても周囲に合わせてしまい、自らの能力を抑えるようになります。

特に現時点で30代後半以上の年齢になる古い世代では、できることを表に出すと反感を買うという経験をしてきた人が多いです。そのため、自己評価を極端に低くし、「私なんかまだまだ」と過剰に謙遜することが当たり前になっています。

しかし、この考え方ではもはや立ち行かなくなっています。

変わる時代、変わらない価値観

かつては、「できないことを開き直る」ことが普通だったかもしれません。むしろ、できない方が可愛いと言われたりして高評価を得ることも(例:80年代のアイドルが音痴に歌い、「今の総理大臣の名前は?」などと知識を聞かれてもわからず頭が悪いかのような反応をする)。
逆に、できてしまうことが癪に障るという価値観も根強かったようです。そういえば帰国子女で英語ペラペラの女性タレントが、アイドル時代には「女でアイドルのくせに英語ができるなんてむかつく」という一部の大衆からのアンチコメントに辟易したという話を後年にテレビでしていました。
しかし、グローバル化や技術革新が進む現代では、個々の能力がしっかり評価される時代になっています。

・スキルがある人は、正当に評価される
・能力を隠しても誰も得をしない
・「普通」の基準が急激に変化している

たとえば、英語が話せることが当たり前になりつつある中で、「発音を気にしてカタカナ英語で話す」のはむしろ時代遅れになっています。できることを堂々とアピールし、それを活かせる環境を探すほうが、はるかに理にかなっています。

これからの生き方:能力を活かして生きる

時代の変化に対応できないと、厳しい未来が待っています。特に、これまでの「できないことが普通」という価値観のままでは、老後資金が不足し、人生設計が行き詰まる可能性が高まります。

そこで、以下のような意識改革が必要です。

1. できることを堂々とアピールする

「自分にはこんなスキルがある」と自信を持ち、それを活かせる場を見つけることが重要です。遠慮せずに評価してくれる会社や人を探しましょう。

2. 「普通」ではなく「強み」を持つ

これからの時代は、「みんなと同じ」ではなく、「自分だけの強み」を持つことが生き残るカギです。得意なことをさらに伸ばし、競争力を高めましょう。

3. 常に学び続ける姿勢を持つ

変化の激しい時代には、学び続けることが必要不可欠です。「もうこの年齢だから」と諦めずに、新しいスキルを身につけることが求められます。

まとめ

日本に根付く「ぬるま湯」感覚に浸り続けるのは、もはや危険です。「できないのが普通」という価値観は、これからの時代には通用しません。自分のスキルをしっかり活かし、評価される場所で働くことが、安定した未来を築くカギとなります。

今こそ、「普通」から脱却し、自分の能力を堂々とアピールする勇気を持ちましょう。

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